このページでは、「商法」という名称の法律(商法典)のうち、司法書士試験で出題可能性の高い部分をピックアップしていきます。
商法とは
商法は、商人の営業、商行為その他商事について定める法律である(商法1条1項)。
商人とは
固有の商人
「商人」とは、自己の名をもって商行為をすることを業とする者をいう(商法4条1項)。これを固有の商人という。
擬制商人
店舗その他これに類似する設備によって物品を販売することを業とする者または鉱業を営む者は、商行為を行うことを業としない者であっても、商人とみなされる(商法4条1項)。これを擬制商人という。
商行為とは
絶対的商行為
営業的商行為
附属的商行為
商人がその営業のためにする行為は、商行為とされる(商法503条1項)。これを附属的商行為という。
商人の行為は、その営業のためにするものと推定される(商法503条2項)。